子どものかかとの痛み|シーバー病の治療と運動復帰【西宮市】
2026/07/10
「運動するとかかとが痛い」はシーバー病かもしれません
「サッカーの練習後にかかとが痛い」
「走ると痛いけれど、休むと少し楽になる」
「成長痛と言われたけれど治らない」
このような症状があるお子さんは、シーバー病(踵骨骨端症)の可能性があります。
シーバー病は、成長期の子どもによくみられるスポーツ障害の一つです。
特に小学生から中学生前半のお子さんに多く、サッカーや野球、バスケットボールなど、走る・跳ぶ動作が多いスポーツで発症しやすいことが知られています。
西宮市・武庫川団地・甲子園・鳴尾町周辺でもスポーツを頑張るお子さんは多く、当院にも「かかとの痛み」を訴えて来院される患者さんが数多くいらっしゃいます。
いくま整形外科では、整形外科専門医による診察に加え、必要に応じてレントゲン検査や超音波(エコー)検査を行い、理学療法士による運動療法やストレッチ指導、インソール療法を組み合わせながら、一人ひとりに合わせた治療を行っています。
シーバー病とは?
シーバー病は正式には踵骨骨端症(しょうこつこったんしょう)と呼ばれます。
成長期のかかとの骨には、まだ軟骨(骨端線)が残っています。
そこへ、
- アキレス腱
- ふくらはぎの筋肉
- 足底腱膜
から繰り返し強い力が加わることで炎症が起こり、痛みが生じます。
つまり、骨が弱いのではなく、「成長中の骨に運動の負担が集中している状態」です。
そのため、大人にはほとんどみられず、成長期だけに起こる病気です。
シーバー病になりやすい年齢
多くは
- 男の子:8~13歳
- 女の子:7~11歳
頃に発症します。
特に身長が急激に伸びる時期は、骨の成長に筋肉や腱の柔軟性が追いつかず、アキレス腱が強く引っ張られるため発症しやすくなります。
どんなスポーツで多い?
シーバー病は、地面を強く蹴るスポーツで多くみられます。
代表的なのは
- サッカー
- 野球
- バスケットボール
- バレーボール
- 陸上競技
- テニス
- ラグビー
- ダンス
などです。
練習量が急に増えたときや、大会前などで運動量が多くなる時期にも発症しやすくなります。
症状
最も多い症状は、かかとの後ろや下の痛みです。
特に
- 走ると痛い
- ジャンプすると痛い
- ダッシュで悪化する
- 運動後に痛みが強くなる
- 押すと痛い
- つま先歩きになる
- 朝より夕方の方が痛い
といった特徴があります。
初期はスポーツ中だけ痛みますが、悪化すると歩くだけでも痛みが出ることがあります。
成長痛との違い
保護者の方から最も多い質問の一つです。
成長痛は
- 夜だけ痛い
- 朝には治る
- 痛む場所が毎回違う
- 押しても痛くない
ことが多い病気です。
一方、シーバー病では
- 運動すると痛い
- 押すと痛い
- 走ると悪化する
- 痛む場所がいつも同じ
という特徴があります。
「成長痛だから様子を見ましょう」と言われても痛みが続く場合は、一度整形外科で詳しく診てもらうことをおすすめします。
診断方法
診察では
- 痛い場所
- アキレス腱の硬さ
- 足首の動き
- 歩き方
- ジャンプ動作
などを確認します。
必要に応じてレントゲン検査を行い、骨折や腫瘍など他の病気が隠れていないか確認します。
当院では超音波(エコー)検査も活用し、アキレス腱や周囲の炎症の状態をリアルタイムで評価しています。
放射線を使用しないため、お子さんにも安心して受けていただける検査です。
シーバー病の治療
運動量を調整する
痛みが強い時期は、運動量を一時的に減らすことが大切です。
必ずしもスポーツを完全に休まなければならないわけではありません。
痛みの程度をみながら
- ダッシュ
- ジャンプ
- 長時間の練習
を調整していきます。
理学療法士による運動療法
当院では理学療法士が一人ひとりの身体の使い方を評価します。
単にかかとだけを見るのではなく、
- 足首
- 股関節
- 体幹
- 姿勢
- 走り方
まで確認します。
そのうえで
- ふくらはぎのストレッチ
- アキレス腱ストレッチ
- 足底筋トレーニング
- バランストレーニング
- フォーム指導
を行います。
痛みを改善するだけでなく、再発予防にもつながります。
インソール療法
偏平足や足のアーチが低下しているお子さんでは、かかとへの負担が大きくなることがあります。
そのような場合にはインソール療法が有効です。
足の状態を評価したうえで、必要な方にはインソールを作製しています。
歩行時や運動時の衝撃を減らし、症状の改善が期待できます。
アイシング
練習後は15~20分程度、氷で冷やすことで炎症や痛みを抑えられます。
痛み止め
痛みが強い場合には、一時的に内服薬や湿布などを使用することがあります。
スポーツは続けてもいい?
「大会が近いので休ませたくありません」
という相談を受けることがあります。
軽い痛みであれば競技を続けられることもあります。
しかし、
- 歩いても痛い
- ジャンプできない
- 練習後に強く痛む
場合は無理をせず、一時的に負荷を下げることが重要です。
痛みを我慢して続けると治療期間が長引き、フォームが崩れて膝や股関節など別の場所を痛める原因になることがあります。
どれくらいで治る?
軽症であれば数週間程度で改善することがあります。
一方で、
- 運動量が多い
- 身体が硬い
- ストレッチ不足
- 偏平足
などがあると、数か月かかることもあります。
適切なリハビリを行うことで改善が早くなることが期待できます。
放置しても大丈夫?
成長が終わると自然に改善することは多い病気です。
しかし、痛みを我慢して運動を続けることで
- 痛みが長引く
- 運動能力が低下する
- フォームが崩れる
- 他のケガにつながる
ことがあります。
早めに治療を始めることで、スポーツへの早期復帰や再発予防につながります。
よくある質問
Q. 両足に起こることはありますか?
あります。
片足だけのこともあれば、両足同時に症状が出ることもあります。
Q. レントゲンで異常がなくてもシーバー病ですか?
はい。
レントゲンだけでは診断できないこともあります。
診察所見や症状を総合的に判断します。
Q. サポーターは必要ですか?
症状によって有効な場合があります。
足の状態を診察したうえで適切なものをご案内しています。
西宮市・武庫川団地・甲子園周辺で子どものかかとの痛みにお悩みなら、いくま整形外科へ
子どものかかとの痛みは、「成長痛だから大丈夫」と自己判断せず、早めに原因を確認することが大切です。
いくま整形外科では、整形外科専門医が診察し、必要に応じてレントゲン検査や超音波(エコー)検査を行います。
さらに、理学療法士による運動療法やストレッチ指導、インソール療法を組み合わせ、お子さん一人ひとりに合わせた治療をご提案しています。
西宮市、武庫川団地、甲子園、鳴尾町、上田西町、武庫川駅周辺で、お子さんのかかとの痛みやスポーツ障害でお困りの方は、どうぞお気軽にいくま整形外科へご相談ください。
お子さんが安心してスポーツを続けられるよう、早期改善と再発予防までしっかりサポートいたします。
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甲子園でスポーツ外傷をケア
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