レントゲンで異常なしと言われたのに痛い理由|原因と整形外科で行う検査・治療を解説
2026/07/30
「レントゲンでは異常ありません」と言われたのに痛い…
「病院でレントゲンを撮ったけれど異常なしと言われた。」
「でも痛みは全然治らない。」
このような経験をされた方は少なくありません。
実はレントゲンで異常が見つからない=病気がないという意味ではありません。
レントゲンで分かるものと分からないものがあり、痛みの原因によっては別の検査や治療が必要になることがあります。
今回は、レントゲンで異常がなくても痛みが続く理由について、整形外科専門医が分かりやすく解説します。
レントゲンで分かること
レントゲンは骨を調べる検査です。
主に次のような異常を確認できます。
- 骨折
- 脱臼
- 変形性関節症
- 骨の変形
- 骨腫瘍
- 骨粗鬆症による圧迫骨折
短時間で撮影でき、被ばく量も少ないため整形外科では最も基本となる検査です。
しかし、痛みの原因すべてが骨にあるわけではありません。
レントゲンでは分からない病気
① 筋肉や腱の損傷
最も多い原因です。
例えば
- 肉離れ
- 腱板断裂
- アキレス腱炎
- テニス肘
- 腱鞘炎
などはレントゲンでは映りません。
超音波検査では筋肉や腱をリアルタイムで観察できるため、損傷の程度まで確認できることがあります。
② 靱帯損傷
捻挫をした後、
「骨は折れていません」
と言われても痛みが続く場合があります。
これは
- 足関節靱帯損傷
- 膝靱帯損傷
- 手首のTFCC損傷
などが隠れていることがあります。
レントゲンだけでは診断できないため、超音波検査やMRIが必要になることがあります。
③ 神経の病気
神経が圧迫される病気もレントゲンでは診断できません。
例えば
- 椎間板ヘルニア
- 脊柱管狭窄症
- 手根管症候群
- 肘部管症候群
などがあります。
しびれや力が入りにくい症状がある場合には注意が必要です。
④ 疲労骨折
初期の疲労骨折ではレントゲンに異常が写らないことがあります。
代表例
- 中足骨疲労骨折
- 脛骨疲労骨折
- 大腿骨疲労骨折
スポーツをしている方や、急に運動量が増えた方では疑う必要があります。
MRIで初めて診断できることも珍しくありません。
⑤ 骨折直後
受傷した直後では骨折線がまだ見えず、数日後にはっきりすることがあります。
そのため、
- 転倒した
- 手をついた
- 強くぶつけた
などで痛みが強い場合には、数日後に再度レントゲン撮影を行うことがあります。
⑥ 炎症
炎症もレントゲンでは分かりません。
例えば
- 滑液包炎
- 腱炎
- 関節炎
- 痛風
- 関節リウマチ
などです。
必要に応じて血液検査や超音波検査を組み合わせて診断します。
痛みの原因を見つけるために重要なこと
実は最も重要なのは、
「どこが、いつ、どのように痛いか」
という問診です。
例えば
- 朝だけ痛い
- 歩くと痛い
- 夜だけ痛い
- 動かすと痛い
- 安静でも痛い
これだけでも原因はかなり絞り込めます。
診察で
- 圧痛
- 可動域
- 筋力
- 神経症状
などを確認し、必要に応じて検査を追加します。
当院で行っている検査
いくま整形外科では、患者さんの症状に応じて検査を組み合わせています。
レントゲン検査
骨折や変形性関節症など骨の異常を確認します。
超音波(エコー)検査
筋肉・腱・靱帯・神経をリアルタイムで観察できます。
動かしながら確認できるため、レントゲンでは分からない異常の発見に役立ちます。
骨密度(DEXA)検査
骨粗鬆症が疑われる場合には、高精度なDEXA法による骨密度測定を行っています。
血液検査
炎症や関節リウマチ、痛風などが疑われる場合に行います。
MRI・CT検査
当院にはMRIはありませんが、必要と判断した場合には迅速に連携医療機関へご紹介しています。
治療は原因によって異なります
痛み止めだけでは根本的な改善につながらないこともあります。
原因に応じて
- リハビリテーション
- 運動療法
- 物理療法
- 装具療法
- 超音波ガイド下での注射
- 骨粗鬆症治療
- 手術が必要な場合の専門病院への紹介
など、患者さん一人ひとりに合わせた治療をご提案しています。
超音波ガイド下での注射では、エコーで確認しながら正確な部位へ薬剤を届けるため、より安全で効果的な治療が期待できます。
放置しない方がよい症状
次のような症状がある場合は早めの受診をおすすめします。
- 痛みが2週間以上続く
- 夜間に強く痛む
- しびれがある
- 力が入りにくい
- 腫れや熱感がある
- 歩けない
- 転倒後から痛みが改善しない
- 痛みが徐々に悪化している
「レントゲンで異常なし」と言われても、詳しく調べることで原因が見つかるケースは少なくありません。
西宮市・甲子園周辺で痛みが続く方は、いくま整形外科へご相談ください
レントゲンで異常がないと言われても、筋肉・腱・靱帯・神経・疲労骨折など、さまざまな原因が隠れていることがあります。
当院では、丁寧な問診と診察に加え、レントゲンや超音波検査、血液検査、DEXA骨密度検査などを組み合わせ、一人ひとりの症状に応じた診断を行っています。
MRIや手術が必要と判断した場合には、兵庫医科大学病院、西宮協立脳神経外科病院、三好病院などの連携医療機関へ速やかにご紹介いたします。
「異常なしと言われたけれど痛みが治らない」「原因をしっかり調べてほしい」という方は、お気軽にいくま整形外科までご相談ください。
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いくま整形外科
住所 : 兵庫県西宮市上田西町3-43
サンロイヤル武庫川サンク 1階
電話番号 :
0798-40-1350
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