体外衝撃波治療とは?対象となる病気・回数・注意点【西宮市】
2026/08/01
「体外衝撃波ってどんな病気に効くの?」
体外衝撃波治療(ESWT)は、痛みのある部分に特殊な音波(衝撃波)を照射し、傷んだ組織の修復を促す治療です。
薬や湿布だけでは改善しない慢性的な痛みに対して効果が期待でき、近年ではスポーツ選手だけでなく一般の患者さんにも広く行われています。
西宮市のいくま整形外科でも、患者さんの症状や診察結果をもとに適応を判断し、体外衝撃波治療を行っています。
体外衝撃波とは?
体外衝撃波は、体の外から高いエネルギーを患部へ伝える治療です。
この刺激により、
- 血流が改善する
- 組織の修復が促される
- 新しい血管が作られる
- 痛みを伝える神経の働きを抑える
といった作用が期待できます。
メスを使わずに治療できるため、保存療法の一つとして世界中で利用されています。
体外衝撃波が効果を期待できる病気
① 足底腱膜炎(足底筋膜炎)
もっともエビデンスがある疾患です。
- 朝の一歩目が痛い
- かかとが痛い
- 半年以上治らない
このような患者さんでは体外衝撃波が第一選択になることもあります。
慢性的な足底腱膜炎では高い改善率が報告されています。
② 石灰沈着性腱板炎
肩の腱に石灰がたまり痛みが出る病気です。
急性期は注射などを優先しますが、
- 痛みが長引く
- 石灰が残っている
場合には体外衝撃波が有効なことがあります。
③ アキレス腱付着部炎
かかとの後ろが痛い方に多い疾患です。
特に
- ランニング
- ウォーキング
- 登山
をされる方によくみられます。
ストレッチやリハビリと組み合わせることで改善が期待できます。
④ テニス肘(上腕骨外側上顆炎)
慢性的なテニス肘にも有効です。
- 物を持つと痛い
- 雑巾を絞ると痛い
- パソコン作業でも痛い
このような症状が続く場合に適応となります。
⑤ ゴルフ肘(上腕骨内側上顆炎)
肘の内側が痛くなる病気です。
湿布や注射で改善しない場合には体外衝撃波を検討します。
⑥ 膝蓋腱炎(ジャンパー膝)
ジャンプ競技や部活動で多くみられます。
- バスケットボール
- バレーボール
- サッカー
などで起こりやすく、運動療法との組み合わせが重要です。
⑦ アキレス腱炎
ふくらはぎから踵にかけて痛みが出る病気です。
慢性化した症例では体外衝撃波が効果を示すことがあります。
⑧ シンスプリント
すねの内側が痛くなるスポーツ障害です。
フォーム改善やリハビリと合わせて行うことで競技復帰を目指します。
⑨ 疲労骨折(一部)
すべてではありませんが、
- 治りが遅い
- 骨癒合が遅延している
場合には骨形成を促す目的で使用されることがあります。
⑩ 偽関節・骨折遷延治癒
骨折後、
- 骨がなかなかつかない
- 数か月たっても改善しない
場合に骨癒合促進を目的として行われることがあります。
体外衝撃波だけでは治らない病気もあります
体外衝撃波は万能ではありません。
例えば
- 変形性膝関節症そのもの
- 重度の腱断裂
- 進行した変形
- 神経の圧迫
などでは十分な効果が期待できないことがあります。
そのため、診察・レントゲン・超音波検査などを行い、本当に適応があるかを判断することが重要です。
リハビリとの組み合わせが重要です
体外衝撃波だけで完治するわけではありません。
当院では
- ストレッチ
- 筋力トレーニング
- フォーム指導
- 生活指導
を組み合わせることで、再発予防まで含めた治療を行っています。
特にスポーツ障害では、リハビリを併用した方が良好な結果が期待できます。
治療回数の目安
病気によって異なりますが、
一般的には
- 1〜2週間おき
- 3〜5回程度
行うことが多くあります。
初回から改善を感じる方もいますが、数回かけて徐々に痛みが軽くなるケースも少なくありません。
治療時の痛みはありますか?
照射中に多少の痛みを感じることがあります。
ただし、多くの方が我慢できる程度であり、症状に合わせて出力を調整しながら治療を行います。
このような方はご相談ください
- 湿布を続けても治らない
- 注射をしても再発する
- スポーツへ早く復帰したい
- 手術はできれば避けたい
- 慢性的な痛みに悩んでいる
西宮市で体外衝撃波治療をご希望の方へ
体外衝撃波は、適応となる病気を正しく見極めることが最も重要です。
いくま整形外科では、診察や超音波検査などを行い、患者さん一人ひとりに適した治療をご提案しています。
足底腱膜炎、テニス肘、アキレス腱炎、ジャンパー膝、石灰沈着性腱板炎など、慢性的な痛みでお困りの方はお気軽にご相談ください。
