有痛性外脛骨とは|足の内側の痛みでお困りの方へ
2026/07/04
有痛性外脛骨とは、足の内側にある「外脛骨」という余分な骨が原因で痛みを起こす状態です。外脛骨は、足の内側の土踏まず付近、舟状骨という骨の近くにみられる副骨の一つです。外脛骨があるだけでは必ず痛みが出るわけではありませんが、スポーツ、成長期の負担、靴との圧迫、扁平足などがきっかけとなり、足の内側に痛みが出ることがあります。
特に小学生高学年から中学生、高校生のスポーツをしているお子さまに多くみられます。サッカー、バスケットボール、陸上、バレーボール、野球、ダンスなど、走る・跳ぶ・踏み込む動作が多い競技では、足の内側に繰り返し負担がかかり、有痛性外脛骨の症状が出やすくなります。
当院では、西宮市、武庫川、鳴尾、甲子園、武庫川団地前、洲先周辺で足の内側の痛みやスポーツによる足の痛みにお困りの方に対して、診察やレントゲン検査を行い、痛みの原因を確認したうえで治療方針を提案しています。
有痛性外脛骨の症状
有痛性外脛骨では、足の内側の出っ張った部分に痛みが出ます。靴が当たると痛い、走ると痛い、ジャンプやダッシュで痛い、長く歩くと痛い、部活動の後に痛みが強くなるといった症状が多くみられます。
痛みの場所は、足首より少し前の内側、土踏まずの上あたりです。外から見ると骨が出っ張っているように見えることもあります。押すと痛みがあり、赤みや腫れを伴う場合もあります。
初期には運動後だけ痛むことが多いですが、症状が進むと歩くだけでも痛むようになります。痛みを我慢してスポーツを続けると、炎症が長引き、復帰までに時間がかかることがあります。
「成長痛だと思って様子を見ていた」「足の内側が出っ張っていて靴に当たる」「扁平足もあると言われた」という場合は、有痛性外脛骨が関係している可能性があります。
有痛性外脛骨が起こる原因
外脛骨は、生まれつき存在する副骨です。外脛骨がある人すべてに痛みが出るわけではありません。痛みが出る背景には、足への繰り返しの負担や、足の形、筋肉や腱の牽引力が関係します。
外脛骨の近くには、後脛骨筋腱という重要な腱が付着しています。後脛骨筋は、土踏まずを支える働きを持つ筋肉です。スポーツなどで後脛骨筋腱に負担がかかると、外脛骨周囲に牽引力が加わり、炎症や痛みが出ることがあります。
また、扁平足があると土踏まずが下がり、足の内側に負担がかかりやすくなります。その結果、外脛骨周囲にストレスが集中し、痛みが出やすくなります。
成長期は骨や軟骨がまだ成熟していないため、スポーツの負荷が集中すると痛みが出やすい時期です。特に練習量が急に増えた、シューズを変えた、硬いグラウンドで練習している、走り込みが増えたといったタイミングで症状が出ることがあります。
診断について
有痛性外脛骨が疑われる場合、まず痛みの場所、発症時期、スポーツ内容、練習量、靴の種類、扁平足の有無などを確認します。診察では、足の内側の出っ張り、圧痛、腫れ、歩き方、足のアーチ、足首の動きなどを評価します。
レントゲン検査では、外脛骨の有無や形を確認します。外脛骨にはいくつかのタイプがあり、舟状骨と外脛骨の間に隙間があるタイプでは痛みが出やすいことがあります。
ただし、レントゲンで外脛骨が見つかっても、それが必ず痛みの原因とは限りません。足の内側の痛みには、後脛骨筋腱炎、舟状骨疲労骨折、足関節周囲の炎症、靴による圧迫など、他の原因もあります。そのため、画像だけでなく、実際の痛みの場所や動作時の症状を総合的に判断することが重要です。
当院では、診察とレントゲン検査を組み合わせて、有痛性外脛骨かどうかを確認します。症状が長引く場合や、疲労骨折など他の疾患が疑われる場合には、必要に応じて連携医療機関でのMRI検査を検討します。
有痛性外脛骨の治療
有痛性外脛骨の治療は、まず保存療法が基本です。多くの場合、手術ではなく、運動量の調整、痛みを抑える治療、リハビリテーション、インソール、靴の見直しなどで改善を目指します。
痛みが強い時期には、無理にスポーツを続けるのではなく、負担を減らすことが大切です。完全に運動を中止する必要がある場合もありますが、症状によっては、痛みが出にくい範囲で練習内容を調整しながら治療することもあります。
炎症が強い場合には、湿布や内服薬などで痛みを抑えます。靴が外脛骨に当たって痛む場合は、靴のサイズや形を見直すことも重要です。足の内側が圧迫されにくい靴を選ぶことで、痛みが軽くなることがあります。
扁平足を伴う場合には、インソールが有効なことがあります。土踏まずを支え、足の内側にかかる負担を減らすことで、外脛骨周囲の痛みを軽減できる可能性があります。
当院では、患者さまの足の形、痛みの程度、スポーツ種目、復帰時期の希望を確認しながら、治療方針を提案します。
リハビリテーションと再発予防
有痛性外脛骨では、痛みを一時的に抑えるだけでなく、再発を防ぐことが大切です。足の内側に負担がかかる原因として、扁平足、足首の硬さ、ふくらはぎの柔軟性低下、股関節や体幹の使い方の問題が関係することがあります。
そのため、痛みが落ち着いてきたら、足首やふくらはぎの柔軟性改善、足のアーチを支える筋肉のトレーニング、股関節や体幹の安定性を高める運動を行います。スポーツ復帰を目指す場合には、走る、跳ぶ、切り返すといった動作を段階的に確認していくことが重要です。
自己判断で急に練習量を戻すと、痛みが再発することがあります。特に大会前や部活動の再開時期には、焦って運動量を増やしすぎないことが大切です。
当院では、痛みの程度だけでなく、歩行やスポーツ動作も確認しながら、復帰の目安を説明します。再発を繰り返している場合には、インソールや靴の調整も含めて、足への負担を減らす方法を検討します。
手術が必要になることはある?
有痛性外脛骨の多くは保存療法で改善を目指しますが、痛みが長期間続く場合や、スポーツ復帰に大きな支障がある場合には、手術が検討されることもあります。
手術では、痛みの原因となっている外脛骨を処置する方法などがあります。ただし、すべての方に手術が必要なわけではありません。まずは保存療法をしっかり行い、それでも改善が乏しい場合に専門病院での手術相談を検討します。
当院では、保存療法で改善が見込めるか、専門病院での相談が必要かを判断し、必要に応じて適切な医療機関へご紹介します。
早めに整形外科へ相談した方がよい症状
足の内側の痛みが続いている、スポーツ後に毎回痛む、足の内側の骨が出っ張っていて靴に当たる、歩くだけでも痛い、痛みで部活動を続けにくい、扁平足があり足の疲れやすさもある場合は、早めに整形外科で相談することをおすすめします。
また、足の内側の痛みが強い場合には、有痛性外脛骨だけでなく、舟状骨疲労骨折など注意が必要な疾患が隠れていることもあります。痛みが長引く場合は、自己判断で運動を続けず、原因を確認することが大切です。
西宮市・武庫川周辺で足の内側の痛みにお困りの方へ
有痛性外脛骨は、成長期やスポーツをしている方に多い足の痛みの原因です。足の内側の痛みを我慢して運動を続けると、症状が長引き、スポーツ復帰まで時間がかかることがあります。
当院では、西宮市、武庫川、鳴尾、甲子園、武庫川団地前、洲先、尼崎方面で足の内側の痛み、スポーツによる足の痛み、有痛性外脛骨にお困りの方に対して、診察、レントゲン検査、リハビリテーション、インソール相談などを組み合わせて治療を行います。
「足の内側が痛い」「外脛骨と言われた」「子どもがスポーツ中に足を痛がる」「扁平足もあり、靴が合わない」「有痛性外脛骨の治療やスポーツ復帰について相談したい」という方は、早めに整形外科へご相談ください。
当院では、痛みを抑えるだけでなく、なぜ痛みが出ているのか、どの程度運動を控えるべきか、再発を防ぐために何が必要かをわかりやすく説明し、患者さま一人ひとりに合わせた治療を提案します。
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いくま整形外科
住所 : 兵庫県西宮市上田西町3-43
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電話番号 :
0798-40-1350
甲子園でスポーツ外傷をケア
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