【西宮市】手のしびれの原因は?整形外科で考える主な病気と受診の目安
2026/07/05
「朝起きると手がしびれている」「指先の感覚が鈍い」「スマートフォンを持っていると手がしびれる」「首や肩の痛みと一緒に腕までしびれる」
このような手のしびれでお困りではありませんか。
手のしびれは、単なる血行不良と思われることがありますが、実際には首の神経、肘の神経、手首の神経など、さまざまな場所の神経障害によって起こります。
しびれている指や場所、症状が出やすい時間帯、首や肘の動きとの関係を詳しく確認すると、原因をある程度推測できることがあります。日本整形外科学会も、しびれる部位によって手根管症候群、肘部管症候群、頚椎疾患など原因となる病気が異なると説明しています。
西宮市のいくま整形外科では、手のしびれについて、症状が出ている場所だけを見るのではなく、首から肩、肘、手首、指までを含めて原因を考えることが重要と考えています。
手のしびれは、しびれる場所によって原因が違います
「手がしびれる」と言っても、症状の出方は患者さんによって大きく異なります。
例えば、
- 親指、人差し指、中指がしびれる
- 小指と薬指がしびれる
- 首から肩、腕、指先までしびれる
- 両手がしびれる
- 片方の手だけ突然しびれた
- 夜中や朝方にしびれが強くなる
などがあります。
手の感覚を担当する神経には、正中神経、尺骨神経、橈骨神経などがあります。また、これらの神経の元になる神経は首の頚椎から出ています。
そのため、同じ「手のしびれ」でも、首に原因がある場合と、肘や手首に原因がある場合では治療方法が異なります。
「しびれているから、とりあえず湿布を貼って様子を見る」という対応だけでは、原因によっては改善しないことがあります。
手のしびれで考えられる主な原因
1.手根管症候群
親指、人差し指、中指を中心にしびれる場合に考えられる代表的な病気が、手根管症候群です。
手首には「手根管」という狭いトンネルがあり、その中を正中神経が通っています。この部分で正中神経が圧迫されることで、手のしびれや痛みが生じます。
手根管症候群では、初期には人差し指や中指にしびれや痛みが現れ、進行すると親指から薬指の親指側までしびれることがあります。また、夜間から明け方に症状が強くなり、手を振ったり指を動かしたりすると一時的に楽になることがあります。進行すると親指の付け根の筋肉がやせ、細かい物をつまみにくくなる場合もあります。
特に、
「朝起きたときに手がしびれる」
「夜中に手のしびれや痛みで目が覚める」
「スマートフォンを持っていると指がしびれる」
という場合には、手根管症候群を疑います。
2.肘部管症候群
小指と薬指を中心にしびれる場合には、肘部管症候群が考えられます。
肘の内側には尺骨神経という神経が通っています。机などに肘をぶつけたときに、小指側まで「電気が走るような感覚」を経験したことがある方も多いと思います。
肘部管症候群では、この尺骨神経が肘の内側で繰り返し圧迫されたり引っ張られたりすることで、小指と薬指の一部にしびれが生じます。進行すると手の筋肉がやせたり、指を細かく動かしにくくなったりすることがあります。
肘を長時間曲げていると症状が強くなる場合や、肘をついて作業する習慣がある場合には注意が必要です。
3.頚椎症性神経根症
手のしびれの原因は、手や肘にあるとは限りません。
首から肩、腕、手にかけて痛みやしびれが広がる場合には、頚椎症性神経根症が考えられます。
首の骨である頚椎や椎間板が加齢などによって変化すると、腕や手につながる神経根が圧迫、刺激されることがあります。
頚椎症性神経根症では、肩から腕に痛みが生じ、腕や手指のしびれを伴うことがあります。首を後ろに反らす動作などで症状が強くなることがあり、筋力低下や感覚障害が起こる場合もあります。
「首を動かすと手がしびれる」
「上を向くと腕に痛みが走る」
「肩甲骨周辺から腕、指先まで痛い」
という症状は、首から来ている可能性があります。
4.頚椎症性脊髄症
両手がしびれる場合や、手の細かな動作が徐々に難しくなっている場合には、頚椎症性脊髄症にも注意が必要です。
例えば、
「ボタンをかけにくくなった」
「箸を使いにくい」
「字を書きにくい」
「足がもつれる」
「階段で手すりが必要になった」
などの症状です。
頚椎症性脊髄症では、頚椎の中を通る脊髄が圧迫されることで、手足のしびれだけでなく、手指の細かな動作の障害や歩行障害が現れることがあります。
単なる肩こりや手の疲れと思って長期間放置せず、症状が進行している場合には整形外科での評価が必要です。
「血行が悪いだけ」と決めつけないことが大切です
手のしびれがある患者さんから、
「寝方が悪かっただけだと思います」
「冷え性なので血行が悪いだけでしょうか」
と聞かれることがあります。
確かに、一時的な姿勢や圧迫によって短時間しびれることはあります。しかし、
- 何度もしびれを繰り返す
- しびれる範囲が広がっている
- 以前より感覚が鈍くなった
- 物を落とすようになった
- 指に力が入りにくい
- 夜間に何度も目が覚める
- 数週間たっても改善しない
という場合には、神経が圧迫されている可能性を考える必要があります。
神経障害の中には、進行すると筋力低下や筋萎縮を起こすものがあります。症状の原因を正しく評価することが重要です。
手のしびれは整形外科で何を調べる?
手のしびれの診察では、まず問診が非常に重要です。
確認する主なポイント
- どの指がしびれるか
- 手のひら側か、手の甲側か
- 片手か両手か
- いつから始まったか
- 夜間や朝方に強いか
- 首を動かすと変化するか
- 肘を曲げると悪化するか
- 握力低下があるか
- 細かな作業がしにくくなっていないか
そのうえで、首、肩、肘、手首の動きや神経学的所見を確認します。
必要に応じてレントゲン検査などを行い、症状や診察所見によってはMRI検査、神経伝導検査など、より詳しい検査が必要になることがあります。
西宮市のいくま整形外科では、診察結果をもとに必要な検査や治療方針を判断し、さらに詳しい検査や専門的な治療が必要と考えられる場合には、適切な医療機関と連携して対応します。
手のしびれの治療は原因によって異なります
手のしびれに対して、全員に同じ治療を行うわけではありません。
原因や症状の程度に応じて、
- 患部への負担を減らす
- 装具による安静
- 薬物療法
- リハビリテーション
- 注射治療
- 必要に応じた手術治療の検討
などを組み合わせていきます。
例えば、手根管症候群と頚椎症性神経根症では、しびれを起こしている場所が違います。
そのため、「どこで神経が障害されているのか」を判断することが、治療の第一歩です。
突然の手のしびれは救急疾患の可能性もあります
手のしびれの多くは整形外科領域の病気ですが、すべてが首や手の神経の問題とは限りません。
特に、
- 突然、片方の手足がしびれた
- 顔の片側もしびれている
- 片方の手や足に力が入らない
- ろれつが回らない
- 言葉が出にくい
- 急に立てない、歩けない
- 突然見えにくくなった
という症状が急に現れた場合には、脳卒中の可能性があります。日本脳卒中協会も、突然の片側の手足や顔のしびれ、麻痺、言語障害などがある場合には、速やかな救急対応が必要としています。
このような症状の場合には、通常の外来受診を待たず、救急要請を検討してください。
手のしびれが続く場合は早めに整形外科へ
手のしびれは、原因となっている場所によって症状の出方が異なります。
親指から中指がしびれる場合は手根管症候群、小指側がしびれる場合は肘部管症候群、首から腕、手まで痛みやしびれが広がる場合は頚椎疾患などが考えられます。
大切なのは、
「手がしびれているから手だけを見る」
のではなく、
首から肩、肘、手首、指まで、神経の通り道全体から原因を考えることです。
手のしびれを繰り返している、症状が徐々に悪化している、指に力が入りにくい、物を落とすことが増えたなどの症状がある場合には、一度整形外科で原因を確認することをおすすめします。
西宮市で手のしびれ、指のしびれ、腕のしびれ、首から手にかけての痛みでお困りの方は、いくま整形外科にご相談ください。
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いくま整形外科
住所 : 兵庫県西宮市上田西町3-43
サンロイヤル武庫川サンク 1階
電話番号 :
0798-40-1350
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