【西宮市】首から肩・腕・手が痛い、しびれる|頚椎症性神経根症の原因と治療
2026/07/06
「首から肩、腕にかけて痛みがある」
「肩甲骨の内側がズキズキ痛む」
「腕から指先までしびれる」
「上を向くと腕に電気が走るように痛い」
このような症状が続いている場合、**頚椎症性神経根症(けいついしょうせいしんけいこんしょう)**の可能性があります。
頚椎症性神経根症は、首の骨や椎間板の加齢変化などによって、首から腕や手につながる「神経根」が圧迫・刺激され、首、肩、肩甲骨周囲、腕、手指などに痛みやしびれが生じる病気です。日本整形外科学会によると、肩から腕にかけての痛みや手指のしびれが代表的な症状で、首を後ろに反らすことで症状が強くなることがあります。
西宮市のいくま整形外科では、頚椎症性神経根症に対して、診察や画像検査だけでなく、必要に応じて理学療法士による姿勢や日常生活動作の確認・指導を含めたリハビリテーションを行っています。
頚椎症性神経根症とは?
人の首は7個の頚椎から構成されており、その内部には脊髄が通っています。脊髄から左右に枝分かれして、肩、腕、手へ向かう神経の根元部分を「神経根」と呼びます。
年齢とともに椎間板が変化したり、骨棘と呼ばれる骨の突起が形成されたりすると、神経根の周囲が狭くなり、神経が圧迫・刺激されることがあります。これによって痛みやしびれ、感覚障害、筋力低下などが起こる状態が頚椎症性神経根症です。
単なる「肩こり」と思っていた症状が、実際には首の神経から来ているケースもあります。
頚椎症性神経根症の主な症状
頚椎症性神経根症では、次のような症状がみられます。
- 首が痛い
- 肩から腕にかけて痛い
- 肩甲骨の周囲が痛い
- 腕から手にかけてしびれる
- 指先の感覚が鈍い
- 上を向くと腕に痛みが走る
- 首を左右に動かすと症状が悪化する
- 腕や手に力が入りにくい
特徴的なのは、痛い場所と原因となっている場所が離れていることがある点です。
例えば、手に異常がなくても、首の神経が圧迫されることで親指や人差し指、中指、小指などにしびれを感じることがあります。
また、頚椎症性神経根症では首を後ろに反らしたり、患側へ傾けたりすることで症状が悪化する傾向があります。そのため、上を向く作業やパソコン画面を見る姿勢によって症状が強くなる場合があります。
肩甲骨の周囲が痛むこともあります
頚椎症性神経根症というと、「手のしびれ」の病気だと思われがちですが、実際には肩甲骨の内側や周辺の痛みが強く出ることもあります。
「マッサージを受けても肩甲骨の痛みが改善しない」
「肩を動かしても痛くないのに、肩甲骨の奥が痛い」
「肩甲骨から腕にかけて痛みが広がってきた」
このような場合には、肩や筋肉だけでなく、首の神経が原因になっていないかを確認する必要があります。日本脊椎脊髄病学会も、頚椎疾患による神経根症では上肢だけでなく肩甲骨周囲に痛みが生じることがあると説明しています。
原因は加齢だけではありません
頚椎症性神経根症の背景には、椎間板の変化や骨棘形成などの加齢変化があります。
しかし、症状の出方には普段の姿勢や首への負担も影響します。
例えば、
- 長時間のデスクワーク
- ノートパソコンをのぞき込む姿勢
- スマートフォンを長時間使用する
- 首を反らした状態で画面を見る
- 同じ姿勢を長時間続ける
などです。
日本整形外科学会も、頚椎症性神経根症では首を反らす姿勢によって症状が増悪することがあり、パソコン画面を見る際の首の位置にも注意が必要としています。
大切なのは「良い姿勢をずっと保つ」ことではありません。
同じ姿勢を長く続けず、症状を悪化させる首の位置や動作を確認し、日常生活の中で首への負担を減らしていくことが重要です。
頚椎症性神経根症の検査
診察では、まず症状の出ている場所を詳しく確認します。
「どの指がしびれているか」
「肩甲骨のどの部分が痛いか」
「首をどの方向に動かすと痛いか」
「腕や手の力が落ちていないか」
などを確認し、神経の感覚、筋力、反射などを評価します。
必要に応じてレントゲン検査を行い、頚椎の配列、骨棘、椎間板間の変化などを確認します。
症状の程度や診察所見によっては、MRI検査などの精密検査が必要になることもあります。ただし、画像所見だけですべてを判断するのではなく、症状の分布、診察所見、画像所見を合わせて判断することが重要です。日本整形外科学会も、診断では症状、身体所見、X線検査などを組み合わせ、必要に応じてMRIで神経根周囲を評価するとしています。
頚椎症性神経根症の治療
頚椎症性神経根症では、症状の程度や筋力低下の有無などを確認しながら治療方針を決めます。
治療としては、
- 薬物療法
- 症状を悪化させる姿勢や動作の見直し
- リハビリテーション
- 装具療法
- 症状に応じた注射・ブロック治療
- 必要な場合の手術治療
などがあります。
日本脊椎脊髄病学会は、頚椎症性神経根症に対して薬物療法、頚椎装具、牽引療法、ブロック療法などの保存的治療が行われ、改善が不十分で日常生活への支障が続く場合や、麻痺などの状態によっては手術治療が検討されると説明しています。
当院では理学療法士による姿勢・動作指導を行っています
頚椎症性神経根症では、薬を飲むだけでなく、症状がどのような姿勢や動作で悪化しているかを確認することも重要です。
西宮市のいくま整形外科では、医師の診察のうえ必要と判断した患者さんに対して、理学療法士によるリハビリテーションを行っています。
リハビリでは患者さんの状態に応じて、
- 普段の座り方の確認
- パソコン作業時の姿勢確認
- 首を反らし過ぎる動作の修正
- 肩甲骨周囲や胸郭の動きの評価
- 頚部や肩甲帯周囲の筋機能の評価
- 自宅で行う運動方法の指導
などを行います。
単に「姿勢を良くしてください」と伝えるだけでは、日常生活で実践するのは簡単ではありません。
例えばパソコン作業でも、モニターの位置、椅子の高さ、机との距離によって首の負担は変わります。また、同じ頚椎症性神経根症でも、症状を悪化させる動作は患者さんごとに異なります。
そのため当院では、それぞれの患者さんの仕事や生活環境を確認しながら、現実的に継続できる姿勢や動作の改善を考えることを大切にしています。
頚椎症性神経根症と頚椎症性脊髄症の違い
頚椎症性神経根症と区別する必要がある病気に、頚椎症性脊髄症があります。
神経根症では、主に首から肩、腕、手にかけての片側性の痛みやしびれが問題になります。
一方、脊髄症では、
- 両手がしびれる
- ボタンを留めにくい
- 箸を使いにくい
- 字が書きにくくなった
- 足がもつれる
- 歩きにくい
- 階段で手すりが必要になった
など、手指の細かな動作や歩行に影響することがあります。
このような症状がある場合には、「肩こり」「年齢のせい」と自己判断せず、早めに整形外科で評価を受けることが大切です。
首から腕の痛み・手のしびれが続く場合は整形外科へ
頚椎症性神経根症は、首の神経が圧迫・刺激されることで、首、肩、肩甲骨周囲、腕、手指などに痛みやしびれが起こる病気です。
「肩が痛いから肩の病気」
「手がしびれるから手首の病気」
とは限りません。
首から肩、肘、手まで神経の走行を考えながら、症状の原因を評価することが重要です。
西宮市のいくま整形外科では、首から肩・腕の痛み、手のしびれなどについて診察を行い、必要に応じて画像検査や理学療法士によるリハビリテーション、姿勢・日常生活動作の指導などを行っています。
首から腕にかけての痛みが続く、手のしびれが改善しない、首を動かすと腕に痛みが走る、腕や手に力が入りにくいといった症状がある場合には、早めに整形外科へご相談ください。
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いくま整形外科
住所 : 兵庫県西宮市上田西町3-43
サンロイヤル武庫川サンク 1階
電話番号 :
0798-40-1350
甲子園で怪我後の不安に対応
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