世界骨粗鬆症デー|骨密度検査
2026/10/18
10月20日は、国際骨粗鬆症財団(IOF)が呼びかける「世界骨粗鬆症デー」です。骨粗しょう症を早く見つけ、骨折を防ぐ大切さを世界で考える日です。
骨粗しょう症は、骨がもろくなって折れやすくなる病気です。初期には痛みなどの自覚症状がほとんどなく、骨折して初めて気づく方も少なくありません。骨の状態は見た目では分からないため、気になる方は骨密度検査で確認することが大切です。
西宮市上田西町のいくま整形外科では、腰椎(腰の骨)と大腿骨(太ももの付け根)の骨密度を測るDEXA(デキサ/DXA)法の検査を行っています。世界骨粗鬆症デーを、ご自身やご家族の骨の健康を見直すきっかけにしてみませんか。
骨粗しょう症は症状のないまま進む「静かな病気」
「骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2025年版」では、日本の骨粗しょう症の患者さんは約1,590万人(女性約1,180万人、男性約410万人)と推計されています。
骨が弱くなっても痛みがないことが多く、転んで手をついた、尻もちをついたといった軽い衝撃で骨折して初めて気づくことがあります。骨折しやすい部位は、背骨、手首、腕の付け根、太ももの付け根などです。背骨の骨折では、強い痛みがなく、身長の低下や背中の丸まりとして現れることもあります。
骨折は歩行や日常生活に影響し、介護が必要になるきっかけにもなります。症状がないうちからリスクを知り、必要に応じて検査や対策を始めることが重要です。
セルフチェック:骨密度検査を考えたい方
女性の骨粗しょう症リスクを簡単に確認する目安として「OSTA(オスタ)」があります。年齢と体重から次の式で計算します。
計算式:(体重kg − 年齢)× 0.2
| 計算結果 | 危険度の目安 |
|---|---|
| −4未満 | 高い |
| −4以上、−1未満 | 中くらい |
| −1以上 | 低い |
たとえば体重45kg・70歳の方では、(45−70)×0.2=−5となり、「高い」に当たります。OSTAは診断ではなく、主に女性の検査の必要性を考える目安です。結果だけで自己判断せず、気になる場合は医療機関へご相談ください。
次の項目に当てはまる方も、骨密度検査をご検討ください。
- 若いころより身長が4cm以上縮んだ、背中が丸くなってきた
- 50歳以降、軽い転倒や尻もちで骨折したことがある
- ご両親のどちらかに大腿骨近位部骨折の経験がある
- ステロイド薬を長期間使用している、または使用していた
- 関節リウマチがある、早期閉経の経験がある
- やせ型、運動不足、喫煙、飲酒量が多いなどの要因がある
男性にも骨粗しょう症は起こります。年齢や性別だけで判断せず、骨折歴や使用中のお薬なども含めてご相談ください。
西宮市の骨粗しょう症検診との違い
西宮市では、30歳以上の女性を対象に年度1回の骨粗しょう症検診を行っています。2026年度の集団検診は自己負担900円で、かかとに超音波を当てて骨量を測ります。短時間で受けられる検診ですが、骨粗しょう症の確定診断を行う検査ではありません。
市の検診で「精密検査が必要」と判定された場合は、医療機関でDXA法などの詳しい検査を受けるよう案内されています。当院は、西宮市が公開している「骨量測定(DXA法)を実施している医療機関」の一覧にも掲載されています。検診結果とお薬手帳をお持ちください。
市の検診は女性が対象です。男性の方、検診の日程が合わない方、骨折歴や治療薬などのリスクがある方も、まずは診察でご相談いただけます。
当院の骨密度検査:ALPHYS LFで腰椎と大腿骨を測定
当院では、富士フイルムのX線骨密度測定装置「ALPHYS LF」を使用し、腰椎と大腿骨の両方をDEXA法で測定します。少量のX線を使い、検査台にあおむけになって受ける検査です。検査自体の目安は約10分で、痛みはありません。診察や待ち時間は別に必要です。
腰や股関節の周囲に金属のファスナー、ホック、ボタンなどがある場合は、外したり着替えをお願いしたりすることがあります。妊娠中・妊娠の可能性がある方、最近バリウムなどの造影検査を受けた方は、検査前にお知らせください。
受診から検査・結果説明まで
- Web予約・受診:初診・再初診(前回受診から3か月以上経過)の方は、当日から7日先までWebで時間予約が可能です。Web予約は診察の予約であり、DEXAの検査枠とは異なります。
- 問診・診察:骨折歴、身長の変化、服用中のお薬、閉経の時期、健診結果などを確認します。
- 必要な検査:診察で必要性を判断し、DEXA、レントゲン、採血などをご案内します。当日検査をご希望の場合は、来院前にお電話でご確認ください。
- 結果説明:骨密度、年齢、骨折歴、服薬状況などを総合して、治療や生活上の対策を一緒に考えます。結果説明の時期は検査内容により異なります。
治療と毎日の予防で骨折を防ぐ
骨密度が若い人の平均(YAM値)の70%以下で、脆弱性骨折がない場合は、原発性骨粗鬆症の診断基準の一つになります。背骨や大腿骨近位部の脆弱性骨折がある場合は、骨密度だけでなく骨折歴も重要です。実際の診断では、ほかの病気や薬の影響なども確認します。
治療が必要な場合は、骨折リスク、持病、生活スタイルなどを踏まえて内服薬や注射薬を検討します。自己判断で中断せず、定期的な診察や検査を続けることが大切です。
- 食事:カルシウム、ビタミンD・K、たんぱく質を含む、偏りの少ない食事を心がける
- 日光:体調や季節に配慮しながら、適度に日光に当たる
- 運動:痛みや骨折歴に合わせ、ウォーキングや筋力・バランス運動を無理のない範囲で行う
- 転倒予防:床の物や段差を見直し、歩き方や足腰の筋力を保つ
- 生活習慣:喫煙を控え、飲酒は適量にする
当院では、診察で体の状態を確認し、必要に応じてリハビリテーションにつなげます。詳しい検査・治療・通院については、骨粗鬆症の診療案内をご覧ください。
10月20日を、骨の健康を確かめるきっかけに
骨粗しょう症は、症状が出る前に骨の状態を知り、必要な対策を始めることが大切です。健診で骨密度の低下を指摘された方、閉経後の骨の健康が気になる方、身長の低下や骨折歴がある方はご相談ください。
いくま整形外科のご案内
| 住所 | 〒663-8135 兵庫県西宮市上田西町3-43 サンロイヤル武庫川サンク1階 |
|---|---|
| 電話 | 0798-40-1350 |
| 診療時間 | 9:00〜12:00/16:00〜19:00 |
| 休診日 | 木曜午後・土曜午後・日曜・祝日 |
| アクセス | 阪神武庫川線 洲先駅・武庫川団地前駅から徒歩約8分/阪神バス「上田西町」バス停前 |
| 駐車場 | あり(台数に限りがあります) |
参考情報
- World Osteoporosis Day(国際骨粗鬆症財団)
- 西宮市 骨粗しょう症検診
- 日本骨粗鬆症学会「骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2025年版」
- 富士フイルム X線骨密度測定装置 ALPHYS LF
※本記事は一般的な情報提供を目的としています。検査や治療の必要性は、年齢、骨折歴、持病、服用中のお薬などによって異なります。
いくま整形外科
住所:兵庫県西宮市上田西町3-43
サンロイヤル武庫川サンク 1階
電話番号:0798-40-1350
当院で行う診察・検査・治療について
西宮市・甲子園・武庫川エリアのいくま整形外科では、首・肩・腰・膝、手・肘・足の痛みやしびれ、けが、坐骨神経痛、関節リウマチ、骨粗鬆症、お子さまのけが・スポーツ障害などをご相談いただけます。
初診・再初診:時間予約
初めての方・前回受診から3か月以上経過した方は、当日~7日先までWebで24時間予約できます。
通常の再診:当日の順番受付
オンライン受付は午前9:00~11:30、午後16:00~18:30です。休診日・受付状況は予約サイトでご確認ください。
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お電話:0798-40-1350
