いくま整形外科

学校検診で側弯症の疑いと言われたら|西宮市のいくま整形外科

問診票をダウンロード ご予約はこちら

学校検診で側弯症の疑いと言われたら|西宮市のいくま整形外科

学校検診で側弯症の疑いと言われたら|西宮市のいくま整形外科

2026/10/04

学校検診で「側弯症の疑い」と言われた保護者の方へ

学校検診で「側弯症の疑い」と書かれた用紙を受け取ったら、まずは整形外科で背骨の状態を確認しましょう。検診での指摘は「詳しく調べたほうがよい」という意味で、側弯症と決まったわけではありません。受診の結果、異常なしや経過観察となるお子さんも少なくありません。

一方で、側弯症は痛みなどの自覚症状が出にくく、成長期に進むことがあります。そのため、指摘を受けたら早めに受診し、今の状態を知っておくことが大切です。

「どこを受診すればいいの?」「どんな検査をするの?」と迷っている保護者の方も多いと思います。この記事では、西宮市上田西町のいくま整形外科が、受診の流れと持ち物、検査の内容、経過観察の頻度、装具や専門病院への紹介が必要になる目安をご説明します。

側弯症とは:痛みのないまま進むことがある背骨の変形です

側弯症(脊柱側弯症)は、背骨が左右に曲がり、ねじれを伴う変形です。単なる姿勢の悪さとは違い、骨の並びそのものが変化している状態を指します。曲がりの大きさは「コブ角」という角度で表し、10度以上を側弯症と呼びます。

お子さんに多いのは、はっきりした原因のわからない「特発性側弯症」で、とくに思春期に見つかることが多いタイプです。生まれつきの背骨の形の異常や、神経・筋肉の病気が原因で起こる側弯症もあります。また、足の長さの差や痛みをかばう姿勢などで一時的に背骨が曲がって見える「機能性側弯」もあり、これは原因が取れれば改善します。

子どもの側弯症の特徴は、痛みがほとんどないことです。手術を検討するほど曲がりが大きくなっても、痛みが出ることはまれです。そのため、肩の高さの違い、背中のふくらみの左右差、服のずれといった見た目の変化で気づかれることが多く、学校検診やご家族の気づきが早期発見のきっかけになります。

学校検診で何をみているか:指摘は「詳しく調べましょう」というサインです

学校の健康診断は毎年6月30日までに行われ、その中に背骨や手足の状態をみる「運動器検診」が含まれています。運動器検診は2016年度から必須の検査項目になりました。

検診では、まずご家庭で記入する保健調査票で、背骨の曲がりや痛みの有無などを確認します。そのうえで学校医が、肩や肩甲骨の高さ、ウエストラインの左右差、おじぎをしたときの背中の盛り上がり(前屈テスト)などをみます。

詳しい検査が必要と判断されると、保護者の方に整形外科の受診をすすめるお知らせが届きます。指摘の中には、立ち方のくせや筋肉の張りで左右差が出ているだけのものも含まれます。検診は短時間で多くの子どもを診るためのもので、レントゲンを撮らなければ本当の曲がりの程度はわかりません。指摘を受けたら、整形外科で確かめることが大切です。

受診の流れと持ち物:学校から届いた用紙を必ずお持ちください

受診の際は、学校から届いたお知らせの用紙を必ずお持ちください。結果を学校へ報告するための用紙が付いていることが多く、診察後に医師が記入します。提出期限が書かれている場合は、間に合うように早めにご予約ください。

1. 予約する:初めての方は、当日から7日先までWebで24時間予約できます。診療時間は9時〜12時と16時〜19時で、木曜と土曜は午前のみです(日曜・祝日は休診)。学校帰りの夕方や、土曜日の午前も受診しやすい時間帯です。

2. 持ち物をそろえる:次のものをご用意ください。

・学校からのお知らせと報告用紙

・マイナ保険証または資格確認書

・医療費助成の受給者証(お持ちの方)

・お薬手帳、ほかの医療機関で撮ったレントゲンや紹介状(ある方のみ)

3. 服装を整える:レントゲンを撮ることがあるため、金属の付いていない服装でお越しください。ネックレスや下着の金具などは、撮影前に外していただきます。

4. 診察と検査を受ける:問診と診察のあと、必要に応じてレントゲンを撮影し、画像をお見せしながら結果と今後の方針をご説明します。保護者の方もご一緒にお聞きください。

5. 学校へ報告する:医師が記入した報告用紙を、学校へ提出してください。

当院で行う検査:曲がりの角度と、成長がどれだけ残っているかを確かめます

側弯症の診療では、今の曲がりの大きさと、これからの成長の見込みの両方を確かめます。同じ角度でも、まだ背が伸びる時期かどうかで、今後の見通しが変わるためです。

・問診:検診で指摘された内容、痛みの有無、最近1年の身長の伸び、ご家族に側弯症の方がいるかを伺います。女の子の場合は、初経の有無や時期もお聞きします。母子手帳や学校の身長の記録があると参考になります。

・診察:立った姿勢と前かがみの姿勢で、肩や腰の高さ、背中の盛り上がりの左右差をみます。足の長さの差や、手足のしびれ・力の入りにくさがないかも確認します。

・レントゲン検査:背骨を撮影してコブ角を測ります。レントゲンに写る骨盤の骨の様子から、骨の成長がどこまで進んでいるかも評価します。

・追加の検査:痛みが強い、しびれがある、曲がり方が典型的でないといった場合は、ほかの病気が隠れていないかを調べるため、連携医療機関でのMRI検査などをご案内します。

検査結果と経過観察の頻度:角度と成長の段階で決まります

検査結果は、コブ角の大きさと、骨の成長がどこまで進んでいるかを合わせて判断します。成長期のお子さんでは、コブ角20度以上から装具療法の適応を検討します。実際の治療方針は、角度だけでなく、成長の残りや進行の程度を合わせて判断します。

コブ角の目安 主な対応 受診の頻度の目安
10度未満 側弯症には当たりません 気になる変化があれば受診
10〜20度未満 経過観察 成長期は3〜6か月ごとにレントゲンで確認
20〜40度未満 成長期であれば装具療法を検討 専門医療機関と連携して判断
40度以上 手術を検討 専門医療機関へ紹介

境目の角度は、成長の段階や医療機関の方針によって前後します。経過観察の間は、成長期であれば3〜6か月ごとに角度の変化を確かめ、成長のピークを過ぎると受診の間隔をあけていきます。曲がりは身長が急に伸びる時期に進みやすく、女の子では初経の前後がその時期にあたることが多いです。

骨の成長が終わった時点で30度未満であれば、基本的に治療は必要ありません。ただし、30度を超える曲がりは大人になってから進むこともあるため、医師と相談しながら確認を続けます。

装具や専門病院への紹介が必要になる目安:成長期で20度以上から装具療法を検討します

次のような場合は、側弯症を専門的に診療している医療機関へご紹介します。

・成長期で、コブ角が20度以上である(装具療法の適応を検討)

・経過観察中に、角度がはっきり大きくなってきた

・40度を超えるなど、手術の検討が必要な曲がりがある

・痛みやしびれがある、曲がり方が典型的でないなど、ほかの病気が疑われる

装具療法は、体に合わせて作るコルセットで曲がりの進行を抑える治療です。装具は専門の医療機関で、義肢装具士が体の型をとって作製します。背骨をまっすぐに戻すものではなく、成長が終わるまで進行を食い止めることが目的です。進みやすい時期には1日18時間ほどの装着を目安にすることもあり、1年間の身長の伸びが1cm以内になり、進行がないことなどを確かめて終了を判断します。

装具を使っても進行し、40〜50度を超えるような場合は、背骨を金属で矯正して固定する手術を専門の病院で検討します。ご紹介後も、日常の痛みや気になることがあれば、いつでも当院にご相談ください。

よくある質問

Q. 姿勢の悪さや、かばんの持ち方が原因ですか?

A. 思春期の側弯症は、姿勢やかばんの持ち方が原因になるとは考えられていません。国内で約2,800人の女子中学生を調べた研究でも、かばんの持ち方や重さ、睡眠や勉強の姿勢と側弯症との関係は認められませんでした。ご家庭での過ごし方を責める必要はありません。

Q. 側弯症はめずらしい病気ですか?

A. 思春期の女子の2〜3%にみられるとされ、めずらしい病気ではありません。女子は男子の5〜7倍多いと報告されていますが、男子にも起こります。

Q. 痛みがないのに、受診は必要ですか?

A. 必要です。側弯症は、手術を検討するほどの角度になっても痛みが出ることはまれで、痛みの有無では進み具合を判断できません。成長期に早めに見つかれば、装具療法など進行を抑える治療の選択肢を残せます。

Q. 家でもチェックできますか?

A. 入浴のときなどに、後ろ向きで「気をつけ」の姿勢をとってもらい、肩や肩甲骨の高さ、ウエストラインに左右差がないかを見てください。両手を合わせておじぎをしたときに、背中の高さに左右差がないかも確認します。子どもは体が柔らかく差が小さく見えることもあるため、気になる点があれば受診をおすすめします。

Q. 運動や部活は続けてもいいですか?

A. 経過観察の間は、基本的に運動や部活を控える必要はありません。日常生活でも特別な制限はなく、体育の授業も通常どおり参加できます。装具療法を行う場合は、運動するときの装具の扱いを医師と相談して決めます。

Q. 整体やマッサージ、ストレッチで治りますか?

A. 整体やマッサージで背骨の変形そのものが治ることは、医学的に確かめられていません。ストレッチや体操は体の柔らかさを保つのに役立ちますが、レントゲンでの経過観察や装具療法の代わりにはなりません。施術を受ける前に、まずは整形外科で状態を確認してください。

Q. レントゲンの被ばくが心配です。

A. 子どもは大人より放射線の影響を受けやすいため、撮影は必要なときに必要な範囲に絞ることが大切です。当院でも、撮影の回数や間隔は成長の段階と曲がりの程度に合わせて決め、その都度ご説明します。

Q. いつまで通院が必要ですか?

A. 骨の成長が終わり、身長の伸びが止まるころまでが目安です。その時点で30度未満であれば通院を終えられることが多く、30度を超える場合は大人になってからも時々確認を続けます。

Q. 一度「異常なし」と言われたら、もう心配ありませんか?

A. 成長期は、背が伸びるにつれて曲がりが出てくることもあります。翌年以降の学校検診やご家庭でのチェックを続け、気になる変化があればその時点でご相談ください。

いくま整形外科のご案内:学校帰りの夕方や土曜日の午前も受診できます

いくま整形外科は、1988年の開院以来、西宮市上田西町で地域の整形外科として診療を続けています。院長は整形外科専門医で、お子さんのけがやスポーツ障害、成長期の背骨の相談から、ご高齢の方の骨や関節の悩みまで幅広く対応しています。

側弯症の経過観察は、成長が終わるまで数年にわたることもあります。通いやすい医療機関で、定期的に確認を続けることが大切です。当院は平日の夕方や土曜日の午前も診療しているため、学校や部活と両立しながら通院いただけます。再診は当日の順番受付で、オンラインでも受付できるため、学校の予定に合わせて受診しやすくなっています。

項目 内容
住所 兵庫県西宮市上田西町3-43 サンロイヤル武庫川サンク1階
電話 0798-40-1350
診療時間 9:00〜12:00/16:00〜19:00
休診日 木曜午後・土曜午後・日曜・祝日
アクセス 阪神武庫川線 洲先駅・武庫川団地前駅から徒歩約8分/阪神バス「上田西町」バス停前(阪神甲子園駅からバス)
駐車場 あり(台数に限りがあります)
予約 初診は当日〜7日先までWebで24時間予約可/再診は当日の順番受付

側弯症のほかにも、成長痛やスポーツによる肘・膝の痛み、骨折や捻挫など、お子さんの整形外科の相談をお受けしています。思春期のお子さんは、背中を見せる診察を恥ずかしく感じることもあります。気になることがあれば、受付や診察の際にお気軽にお伝えください。

学校から「側弯症の疑い」の用紙を受け取ったら、ひとりで悩まずに早めにご相談ください。今の背骨の状態を一緒に確かめ、これからの見通しをわかりやすくご説明します。

参考:日本側彎症学会「側弯症の治療はどのように行われるか?」

いくま整形外科

住所:兵庫県西宮市上田西町3-43
サンロイヤル武庫川サンク 1階

電話番号:0798-40-1350


当院の小児整形外科・子どものけがの診療について


当院で行う診察・検査・治療について

西宮市・甲子園・武庫川エリアのいくま整形外科では、首・肩・腰・膝、手・肘・足の痛みやしびれ、けが、坐骨神経痛、関節リウマチ、骨粗鬆症、お子さまのけが・スポーツ障害などをご相談いただけます。

初診・再初診:時間予約
初めての方・前回受診から3か月以上経過した方は、当日~7日先までWebで24時間予約できます。
通常の再診:当日の順番受付
オンライン受付は午前9:00~11:30、午後16:00~18:30です。休診日・受付状況は予約サイトでご確認ください。

Web予約・受付へ

診療時間・アクセス / 院長・医院紹介 / 受診前のよくある質問
お電話:0798-40-1350

当店でご利用いただける電子決済のご案内

下記よりお選びいただけます。